
大阪特有の文化とは
大阪特有の文化を紹介します。他の街にはない文化が根付いています。
多くの人を魅了する食文化
大阪といえばやはり「食い倒れの街」です。大阪の人は昔から飲食にお金をかけるといわれており、強いこだわりを持っています。大阪は海の幸や山の幸に恵まれていて、古くは「天下の台所」として栄えていました。全国各地からから様々な食材が集まり、大阪特有の食文化が形成されました。また、食文化の発展には当時大阪で活動していた商人も関係しています。船場商人が商談のために料理屋を使うことが多く、それに伴って料理人の腕も磨かれたのです。近隣に名酒処が集まり、良質な包丁が手に入りやすかったことも影響しています。近年では、たこ焼きや串カツなどのいわゆるB級グルメも人気です。
お笑いの聖地
大阪といえばお笑いのイメージが強い人も多いでしょう。「大阪人が2人寄れば漫才である」という言葉もあるほどです。「かっこいい」「かわいい」よりも、「おもろい」といわれた方が嬉しいという人も少なくありません。お笑いの聖地として、漫才などを楽しめる劇場が点在しています。特に有名なのが、吉本興業に所属している芸人たちのパフォーマンスを連日楽しめる「なんばグランド花月」です。中でも、吉本新喜劇は週替わりで新作が上演されており、今もなお大人気です。
なんばグランド花月のサイトをチェックする♪
こちらが「なんばグランド花月」の公式サイトです。公演スケジュールを見れば、知っている芸人の名前がきっとあるはずです。
お笑い文化が根付いているだけあって、大阪には全国で唯一の演芸資料館が設置されています。それが、「大阪府立上方演芸資料館ワッハ上方」です。ここでは、上方演芸を楽しめる企画が開催されています。落語家の衣装を着て写真を取れる高座セットなどがあり、入場料は無料です。
ワッハ上方のサイトをチェックする♪
こちらが「大阪府立上方演芸資料館ワッハ上方」の公式サイトです。施設案内だけでなくイベントリポートも掲載されています。
包丁が有名
大阪の堺市は包丁の製造で有名です。15世紀に包丁鍛冶集団が堺に移住したことが歴史の始まりといわれています。職人が1本ずつ手仕事で作る打刃物は芸術品といっても過言ではないほどの仕上がりで、料理人向け包丁の国内シェアでは今もなおトップです。なお、打刃物の包丁は片刃構造が特徴で、鋭角で切れ味が抜群なので食材の断面が非常に美しくなります。
お祭りや伝統行事
大阪は歴史が古いので、神社仏閣が点在しています。お祭り文化も盛んで、とくに有名なのは日本三大祭りに数えられる「天神祭」、大阪中のお祓いをする「住吉祭」、約300年の歴史と伝統がある「岸和田だんじり祭」などです。年間を通して様々なお祭りや伝統行事が行われているので、古きよき日本の雰囲気が好きな人にとっては最高の環境です。子どもがいる人にとっても、こういった催しが多いのは嬉しいポイントでしょう。